<知らないと怖い>ラグビーの現場は学びばかり

杉本

皆様お世話になっております。
島田市川根町に本社があります株式会社 ENTAMEDICAL(みなり整骨院)の杉本です。

さて、何気に静岡県ラグビー協会に所属している杉本の活動を今日は皆さんにシェアできたらと思います。

現在大きく関わっているのは
・中学高校、大学などのカテゴリーの試合のマッチトレーナー
・各カテゴリーのトレセン事業
・ブルーレヴズのホームゲームの担架

です。

今回は先日行われた高校総体の様子についてお話しできたらと思います。
アイキャッチにもありますが本当にラグビーの救護体制は他競技に比べ素晴らしいのです。
その理由も踏まえ紹介できたらと思います!

ではいってみましょう!

もくじ

ラグビーの現場の救護体制

大会にはほぼマッチドクターがいます。
マッチドクターが不在の場合でもマッチトレーナーはいます。

他競技では正直考えられないんですが、必ず有事の際に備えているのがラグビーです。
これって僕がずっと続けてきたバスケでは考えられません。
またチームにトレーナーがいて毎試合いる、なんて環境だってありえません。
なぜこんなに救護体制が整備されているのか?

答えはシンプルです。

A.怪我が多いから

理由は本当にシンプルですが脳震盪を含む頭部外傷の発生があることだと僕は思います。
これは重症例では選手生命どころか命を落とす可能性もあります。
また頸髄損傷などを引き起こす可能性のある脱臼骨折もおこりうるスポーツなのです。

また脱臼や骨折は指、鎖骨、肩関節、肘関節、前腕、下腿など多岐にわたりますし、前十字靭帯損傷など復帰に8ヶ月以上を要する怪我も多いのです。

コンタクトスポーツの中でも負荷が強い競技ですし、頭部外傷が起こった際に体を動かしてしまうことで二次的な損傷を引き起こす可能性もあり悪化させる要因を少しでも減らすためにマッチドクターやマッチトレーナーが配置されています。

トレーナー業務の最たるものは選手が安全安心に競技に取り組める環境を作ることだと思っています。マッサージやアップ、テーピングにスポットが当たりがちですが救護など応急処置をして病院に引き継げるような体制がそこにあることが本当に大切だと思います。

・初期対応が大事
・二次損傷させないようにすること
・悪化させないようにすること
・搬送までのスピードが大事

なんですね。

ラグビー協会へのきっかけ

数年前までラグビーと無縁だった僕が日本で開催されたラグビーW杯2019にて某国代表チームのケアに関わらせていただきました。

1選手あたり30分を4時間ぶっ続けでやるのでご覧のような表情になっております。
(相手が背中がめちゃ広い選手ばかり故、ご容赦ください笑)

とんでますね

こんなご縁をいただいたのも海野さんのおかげなんですね。
ここから僕がコンプレックスに感じていた頭部外傷や応急処置についての現場での勉強がいよいよスタートしました。

今はSA(セーフティアシスタント)も取得し、リーグワンや中高校のラグビーの現場に出ることができています。

本当に感謝しております。

先日の出来事

高校総体の現場のマッチトレーナーの仕事がありました。

今回はマッチドクターの先生と一緒に4試合を担当させていただきました。
そしてこの4試合で担架搬送の補助にはいってくれる学生さんが変わるので毎回スクープストレッチャーの練習をします。

負傷者役杉本

偉そうにグラウンドを眺めている杉本を海野さんが激写してくれました。笑

そしてこの日はSpolinkJAPANのメンバーの方が取材も兼ねて奈良県から見学に来てくれました。

スポーツナースとして色々と活動されている方で、サッカーとラグビーの医療体制の違いについて学びにきてくれました。これもご縁ですね。

そしてこの日は脳震盪が1件出てしまいました。
倒れてから数秒立ち上がらなかったので、すぐに駆けつけドクターが初期対応をしました。
軽度なものだったのでスクープストレッチャーでの固定はなかったもののアウトしてから話を聞き出すと負傷時の記憶がないとのことで、何度も同じことを繰り返し言っていました。(これは脳震盪の特徴的な症状ですよね)

軽度だからいい、重症だから悪いではなく「疑いがあれば即OUT」っていうのを忘れてはいけません。

その後、親御さんが合流したんですがドクターと安全対策委員長の海野さんが懇切丁寧に復帰までのプロトコルを説明していました。

こういうフォロー体制もばっちりなんです。

ラグビーって色々なところに本当に学びばかり。

さいごに

いかがだったでしょうか?

僕はこのラグビーの医療体制が全ての競技に普及することを祈っています。
祈っていますでは正直だめで、本当に自分たちで動いていかなきゃいけないことだと思っています。

僕は少なくとも自分が関わっているバスケ、フットサルなどには導入できたらと思います。

何か起こってからでは遅い
有事の際のための準備

これは怖い思いをしなければわからないのかもしれません。
発生率や確率論から言って費用対効果では悪いのかもしれません。

ですが選手の命を守るためには必要な対策はしなければいけないことです。
どんどん普及できるように頑張ります!!

ではまた!

おしらせ

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    僕の幼少期のコンプレックスや社会人までの苦労話を書きました。良ければ一読下さい😂
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