<活動報告・講師業>スポーツレクリエーション協会

さて3/20に開催されるはずだったNTTジャパンラグビー リーグワン2022 第10節 コベルコ神戸スティーラーズ戦は開催中止となってしまいました。

午前中は島田市内で静岡県レクリエーション協会様よりご依頼をいただき、講師のお仕事をさせていただきました。（本来はそのあと大急ぎでエコパに移動、っていう流れだったのです）

今回は養成講座の一講座を担当させていただきました。

蔓延防止等重点措置下で日程やコマ数に関して変更が何度もありましたが無事開催に至りました。

そのことに関して今日はご報告できればと思います。
※後半では僕が講師をやる際に意識していることなども共有できたらと思います！

静岡県レクリエーション協会とは

スポーツやレクリエーションにかかわる事業を多岐にわたって展開されています。

この指導者養成講座の一環で新しい取り組みが始まったそうで、講師の一人に選んでいただきました。
講師陣には静岡大学の教授もいたりしてかなり場違い感が否めなかったのですが引き受けさせていただく次第となりました。

コロナで日程変更の嵐

コロナウイルスの蔓延を受け、蔓延防止等重点措置がだされたことにより当初2月中旬に行われるはずだったものが延期となりました。

年度も切り替え間近ということで3月２０日という日程に変更になり、僕が担当するのは９０分２コマだったのが１コマになり、内容を凝縮することになりました。

こんなご時世だともう驚きません。
もう正直この手の変更は慣れてきていたので中止よりはましかな、くらいの認識です笑

とりあえず無事に開催できることに感謝ですね☺️

３時間の内容を１時間半に

さあこの凝縮作業が一番大変ですね笑

完全に講義日程がおしているので濃縮した講座形態になっているんですが、きついのは僕だけではありません。なんなら受講者の皆さんは限られた時間の中で多くのことを覚えなければいけないのでもっと大変なんだと思います。

いただいたテキストをベースに自分の担当の２コマ分をスライドにしましたが、当初の日程で作っていたのでまずは再編・凝縮作業を開始します。

座学半分、実技半分で作っていたので重要事項以外はさらっと流すような内容になってしまいましたが実技の時間も確保しつつ９０分間で２コマ分の内容ができるように詰め込みまくりでした笑

当日

正直人数や会場の具合は聞いていたものの、参加者の属性や年齢層までは把握していませんでした。（ネガティブ杉本も場数を踏んできた今まではこういう仕事は結構やってきたのでなんとかなる、くらいしか思えないほどポジティブになれました笑）

いつまで経っても人前に立つ仕事って緊張するんですが、島田市のスポーツ振興課の仕事もしてきたのではじめましてじゃない人もいたので比較的やりやすかったですね。
あとは担当の先生が講師紹介で笑っちゃうくらい過分なご紹介を下さりそれが良いアイスブレイクにもなって気がします😂

まあそんなわけで僕は人に恵まれて当日をスタートできたわけです。

眠くなるのは誰のせい？

受講者の方々は、昨日も同様に長丁場の講義を受けていたそうです。
その時点でだいぶハードだなあって思っていたんですが、この対象者達を眠くさせるかどうかって講師の力量だと思っています。

僕自身、人生の中で散々授業で意識を失ってきているので「人のせいにするんか！！」って思う人もいるかもしれませんね。笑

まあけど実際問題、
・本人のやる気　２５％
・疲労度（時間帯）や体調面　２５％
・講師の力量　５０％

くらいの比率で眠気に影響はあるんじゃないでしょうか？

講師側のスタンスとして
「寝ちゃってもしょうがないよな〜」っていう諦めから入るのか
「絶対寝かさん！！」って思いで入るのかは全然違うと思います。
（散々先生方の授業を寝てきたやつの説得力の無さは重々承知なんですが聞いてやってください。笑）

僕は専門学校で授業するときも
「僕の授業は寝ても大丈夫です。他のことやっても大丈夫です。だけど寝たり聞いてなかったら死ぬほど後悔するような授業にします！」的なことを偉そうに言います笑

これは本当は「寝るなよ！！」「他のことやるなよ！！」って言いたいところなんですが「どの口が言ってるんだ！！」っていう自責の念がそれをさせません笑

なので前述したようなことになるんですが、聴く側にどんなメリットがあるかまず示すのは大事なことなんですよね。

まずはゴールを最初に示すのってすごい大事だと思います。
どこに向かって行くかがわからないのはやっぱり不安ですし、体力配分も難しいでしょうしね。

講師側の工夫

僕が実際に工夫や意識していることは
「授業に抑揚をつける（単調にならないように）」
「質問をする」
「眠そうだったら体を動かす」

この３点ですね。
３個目に関しては完全に僕らの業界ならではだと思うんですが順に説明していきます。

①授業に抑揚をつける

単調な喋り口調、文字が多いスライド、スライドを読むだけの進行、教科書に載ってることをスライドにしただけの講義。

これはまあ眠くなります。
散々寝てきた僕がいうんだから間違いありません。笑

だってそれだとレジュメを読めば良いし、教科書を見直せばそれで事足りるんですもん。

「やばい！集中しなきゃ！！」って思うのはそこにしかない情報があって、聞き落としたらやばいっていう危機感を持たせることって重要なんですよね。
あとは単純に「面白い！」「なるほど！」って思うような内容をぶち込んでいくことも重要です。

僕はよく自分なりの解釈や比喩・体験談などを使ってお伝えしています。
「僕だからできる講義」じゃないと価値がないんですよね。

②質問をする

これも大事！！
「自分は関係ないや」って思うと眠気は死ぬほど襲ってきます笑

なので自分ごとにさせて「気を抜くと刺される！！」っていうヒリヒリ感を持たせるのは本当に大事。
ただ僕みたいに寝るのが当たり前ブランディングをかましている生徒には要注意。
「杉本またかよ〜」で小笑が起こって終わるだけです😂

講義序盤に「これ知ってる人🙋‍♂️」っていう質問で統計取りながら講義を進めると属性がなんとなくわかるので大事にしているプロセスでもありますね。

③眠そうだったら体を動かす

これは眠気には一番効果的！
車運転して眠い時は１回車からおりるか仮眠するかの２択だと思うんですが、ここでは「寝かせないように」が前提なので前者を選択します。

これは正直、僕らの業種だからできるスペシャリティなのかもしれませんがバランスチェックや可動域確認などを間に挟むことで座学だけじゃなくなるので非常に有効です。

特に学生が対象の時なんかは本当に有効です。汗ばむくらいまでやるとやりすぎかもですが絶対寝ません笑

さいごに

本日受講された皆様は本当に集中されていてこちらもかなりやりやすい環境でした。
やはり目的をもって、自分の意思で受講されている方は取り組む姿勢が全然違います。
（受講された方はみなさん僕より先輩で、こんな若輩者の話に耳を傾けていただけただけで本当に恐縮です）

頷いて下さったりリアクションをたくさんくれるのでまあやりやすいこと😭
こういうのやってくださると講師側も乗るんですよね笑

そして最後の質疑応答の時間では収まりきらないくらいの質問も本当にありがとうございました。質問が出ない講義後ほど凹むことってないんですが本当に今回は時間いっぱいまで対応させていただき講師冥利に尽きました😭

また共通の知り合いがいる方も何人かいらっしゃって地域で生きてきたことが漸く形になってきたんだな、っていうのも実感しました。

講師をやることで気づきや学びが一番多いのは実は講師本人だったりします。
今回よりも次回、次回よりもその次、と回を増すごとに成長してアップグレードしていく杉本を今後も魅せていけたらと思います。