ごあいさつ

「医療を、もっと楽しく。」

　弊社コンセプトメッセージである、この言葉の重みを痛感したのは、私が「みなり整骨院」を開業して間もない７年前のことです。
「肘内障」という肘の亜脱臼で、２歳の女の子が痛い思いをしながら来院されました。
　白衣を着ていた当時の私の姿を見るやいなや、（注射する人と思ったのか）更に大泣きし、患部を触らせてもらうまでに15分以上を要した苦い記憶があります。

　一般的に医療現場の待合室は調子の悪い方が多いので、笑顔が少なく、空気が重く、独特な消毒液のニオイがあり、決して「楽しく心地よい場所」ではありません。正直、私もそう感じる人間の一人です。
　辛い状況を改善したい方が集まる所ですので、当然の状況ではありますが、「医療を受ける人は、どうして楽しくないのだろうか」との考えを巡らせているうちに、世界はコロナ禍に陥りました。

　思い起こせばコロナ禍以前の私は、週末は出張やトレーナー活動で家を空け、平日の夜も会議などに明け暮れる、仕事中心の人間でした。
　しかし外出や移動が制限されたことで、家族で過ごす時間や会話が増え、子供の成長も間近で見ることができ、数多くの発見がありました。
　弊社名は「ENTERTAINMENT（エンタテインメント：エンタメ）」と「MEDICAL（メディカル：医療）」を組み合わせた造語からきていますが、ひらめいたのは家族で夜に散歩している時でした。

　私のモットーは「どうせやるなら楽しく」です。楽しい時間も、しんどい時間も、どちらも同じ１秒が経過します。
　先行きが見えない状況下での法人設立宣言に、各方面から様々な（厳しい）ご意見もいただきましたが、こんな時だからこそ、より前向きにチャレンジすることにいたしました。

　弊社の使命は、「エンタメ（★）」と「メディカル（＋）」の融合に特化した「ワクワク！キラキラ！」を事業化し、より明るく楽しく積極的に医療に向き合える“★＋”を、みなさまにご提案し続けることです。
　また弊社は、スポーツ現場における“多職種連携”を広める活動を行っております。ご興味のある方、賛同してくださる方、ご意見のある方は、個人・団体問わずお気軽にご連絡ください。
　より良い未来をつくるための議論や活動を、共にいたしませんか？

2021年８月吉日
株式会社ENTAMEDICAL
代表取締役　　杉本 将